海賊王も夢じゃない!オープンワールドRPGの先駆け?「大航海時代Ⅱ」レビュー

海賊王も夢じゃない!オープンワールドRPGの先駆け?「大航海時代Ⅱ」レビュー

こんにちは べるぞう父さんです。

私が高校時代に友達の家に”光栄”(コーエーテクノスジャパン)の「大航海時代」というパソコンのゲームがあり何度か遊ばせてもらいました。

その頃”光栄”といえば”信長の野望”シリーズが有名でファミコンにも移植されよく遊んでいました。この”大航海時代”は正直メジャーではなかったと思います。

しかし船に乗り貿易をしてお金を稼ぐ感覚がとても面白かったのを覚えています。

その大航海時代シリーズ第2弾の「大航海時代Ⅱ」がスーパーファミコンに移植されたので、購入してよく遊んでいました。パソコン版よりもだいぶデフォルメされていて遊びやすくなっていたと思います。

「大航海時代Ⅱ」とは

16世紀初頭のヨーロッパを舞台に主人公6人の中から一人を選び、ヨーロッパの港を拠点に船で世界中を旅して富と名声を手に入れるゲームです。見た目はドラクエみたいですが、海と川しか移動できません。

主人公ごとにメインクエストのようなのはありますが、基本的に何をやっても自由です。主人公たちは初めから小さな船を1艘与えられ、その船で港から港へ旅をします。

交易で財を成すのもよし、海賊になって交易船を襲うもよし、その海賊を退治するもよし、世界中を旅して珍しい物を集めるもよし、世界地図を完成させるのもいいですね。

出航の準備

航海士

船一艘に必ず航海士は1人必要で、主人公・航海士にはパラメータが設定されています。最大値が100で数値化されていて、統率力・航海術・知識・直感・勇気・剣術・魅力・運の8種類あります。技能は工房などで習得できたと思いますが、測量・地図作成・砲術・会計・交渉の5種類あります。”信長の野望”の武将のような感じですが、そこまで重要ではありません。

水夫

船は主人公一人では動かすことが出来ません。まずは酒場に行って水夫を雇います。船の種類・積載量によって必要な水夫の数が決まっていて、必要人数以上乗せるようにしましょう。水夫の数が必要人数より少ないと船のスピードが落ちたり、途中で動かなくなったりします。

船にたくさん水夫を乗せることも可能ですが、水夫にはお金が掛かりますし、船に乗っている間は水と食料が毎日必要になるので、海戦でもしない限りは航海に必要な最小限の人数でいいと思います。

水と食料

水と食料は港で補給することが可能です。水は無料ですが、食料はお金が掛かります。船には最大積載量が決まっているので序盤のヨーロッパでは10日間ほど航海できる量があれば問題ないと思います。

港以外の土地に上陸して探索することで水を見つけることも出来ます。最悪の場合水だけでもしばらくは航海出来ますが、水と食料がないまま航海を続けると病気などで水夫がどんどん死んでいきやがて船は動かなくなってしまいゲームオーバーになります。

交易

港(国)ごとに特産品があり、市場で安く購入して高く売れる港で売ることで利益を得ることが出来ます。

例えばAの港で”ワイン”を購入してBの港で売り、Bの港で”岩塩”を購入してAの港で売るを繰り返してお金を稼ぐことが出来ます。

この時主人公もしくは仲間の航海士に交渉・会計のスキルがあると少し安く購入出来たり、高値で売れる港を教えてくれたような気がします。

もちろん船には最大積載量が決まっているので目一杯特産品を載せてしまうと、水と食料が詰めなくなるので注意してください。

港には”商業値”の設定があり、各港に投資をして数値を上げる事で特産品が増えることがある。

 

遺跡探索

世界中にある珍しい遺跡や動物・自然現象などを探して、コレクター(雇い主)に報告する事で報酬や名声を得ることが出来ます。発見物の価値によって報酬・名声が違っていて、コレクターによっても多少報酬が違ったと思います。

遺跡だったら”ピラミッド”や”モアイ像”など自然なら”オーロラ”や”ナイアガラの滝”などがありました。日本には”なまはげ”か”河童”がいたような気がします。

 

世界地図作成

地図工房と契約して自分が航海した海域の地理情報を買い取ってもらう事が出来ます。ただし地図作成の技能がないと契約できなかったと思います。

 

海戦

マップ上には自分の船のほかに、他の船も移動しています。船同士が重なると戦いを挑むことも可能です。海戦になると大戦略のような6角形のマスに船が配置されターン制で戦います。

船に砲台が装備されていれば船の側面側から砲撃が可能ですし、船が接近した場合は水夫による攻撃が可能です。船の耐久力をゼロにするか、甲板にいる水夫を全員倒すことで船を拿捕出来たような…。また旗艦の船長同士の一騎打ちでも勝敗が決まります。

海戦をするとしばらくの間は自分と敵対する船(海賊・海軍)に狙われやすくなるので、ゲーム序盤ではやらないほうがいいと思います。

造船

ゲーム序盤はお金が無いので中古の船を購入すればいいのですが、終盤になるとお金を掛けて自分好みの船を作ることが出来ます。

船の材質から積載量も自由に変更して、大砲と水夫をたくさん積める戦艦や、積載量重視の交易船、スピードと耐久性を重視した冒険むけの船など思い思いの船を作ることが出来ます。

港の”工業地”を上げる事で新しいタイプの船や材質、大砲の種類などが増えていきます。

中古の船を購入し、2・3隻で世界中を貿易するぐらいが一番楽しかったような気がします。

 

武器と防具

主人公は武器や防具を装備することで攻撃力・守備力を高めることが出来ます。海戦での一騎打ちのときにとても有利に働きます。

武器・防具はどこにでも売っているわけではなく、限られた港にしか売っていません。また夜中の2:00~2:30の間にしか販売されないレアな武器・防具も存在するのでコレクションする楽しみもあります。

 

アクシデント

暴風雨

ヨーロッパ付近では発生しませんが、赤道近くを航海するとよく遭遇します。船の耐久力が減っていき0ゼロになると船が壊れてゲームオーバーになります。

遭遇した場合速やかに近くの陸地に上陸すればやり過ごすことが出来ます。また減った船の耐久力は港で修理したり、港で補修資材を積んでおけば陸地に上陸したときに応急修理する事が出来ます。

 

セイレーン(人魚)

スターバックスのマークにもなっている人魚。水夫たちを誘惑して海へ引きずり込みます。だからスタバはいつも人がたくさんいるのかと納得。私はドトールが値段が手頃で好きです。

その他にも幽霊船・クラーケン・竜巻・巨大エイ・鯨・濃霧など色々発生します。

 

最後に

この「大航海時代」シリーズは、現在ではオンラインゲームでパソコンやPS4などで遊べるようです。

あとスマートフォンのゲームアプリで「大航海時代Ⅳ」がリリースされています。こちらは任天堂DSの移植版らしく、プレイした事はありませんが画面を見る限り「大航海時代Ⅱ」に似たような感じがします。

ちなみに「大航海時代Ⅱ」を現在購入して遊ぶことが出来るハードは”WiiU”のバーチャルコンソール(スーファミ版)とパソコンソフトの”windows版”が未だに発売されています。

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