予算5万円で初めてのファミリーテント(大人2・子供2)を購入しようと色々考えてみました。
- 2022.11.28
- 雑記

こんにちは べるぞう父さんです。
今年の夏、上の子が親戚のキャンプに誘われたことで、妻と子供が「私たちもキャンプに行きたい」と言うようになりました。子供はともかく妻も乗り気なのでまずはテント(大人2人+子供2人)から考えてみました。
私はキャンプ未経験者の為、できるだけ簡単に設営できるテントを探しました。テントの予算は5万円以内で考えています。
調べてみると「ワンポールテント」が一番設営が簡単そうでした。
「ワンポールテント」とは
別名「ティピーテント」ともいわれ、ネイティブアメリカンの三角テントみたいな形のテントになります。設営方法がとても簡単らしく、地面にテントを広げて、テントの端をペグで地面に打ち(ペグダウン)固定します。テントの真ん中に柱を立てれば完成します。
・メリット
設営・撤収が簡単
比較的安価
テントらしい見た目
中心部がとても高い
・デメリット
床面積に対して空間が狭い
ほぼワンルーム(リビングがない為タープなどが必要)
入り口から雨が入りやすい
テントによってはペグダウンが多い
地面の状態によっては立たない
・テンマクデザインサーカスTC DX
テンマクデザインの「サーカスTC DX」になります。
見た目がすっきりとカッコよく、生地がポリコットンの為か高級感があります。ポリコットンは通気性がよく結露しにくいとされています。
ポリエステルに比べて雨に弱い・重たい・乾きにくいなどの欠点はありますが、基本的に雨が降ったらキャンプに行かないと思うので大した問題ではないように思います。
※ポリエステルの「サーカス ST」もあります。
「サーカスTC DX」 は、入り口にタープのような幕があるのでちょっとした前室になり、ワンポールテントの欠点である、テント入り口から雨が入るのを防ぐことができそうです。
別売りのインナーテントを使えば、家族4人ぐらいはテント内で過ごせるような感じがします。
価格は40,000円ほどでインナーテントは20,000円ほどだったと思います。
値段は高くなりますが、大きさ違いで「サーカスTC MID」「サーカスTC Big」もあります。インナーテントも別売りでそれぞれ用意されています。
・DOD ヤドカリテント
DODドッペンギャンガーアウトドアの「ヤドカリテント」になります。
6人用の大型のワンポールテントで、こちらはフライシートとインナーテントが最初からセットになっています。
そのまま立てると普通のワンポールテントなのですが、フライシートを広げることで見た目が「ヤドカリ」っぽくなり、広大な前室部分を作ることが可能です。ワンポールテントにタープが合体したようなそんなテントになります。
しかしこの「ヤドカリ」スタイルにするためには別売りのキャノピーポールが前4本、後ろ2本が必要になります。
材質はフライシートが雨に強いポリエステルで、150D(デニール)なので一般的な生地より厚い?重い?丈夫とされています。インナーテントは肌触りがよく通気性の良いポリコットンなので居心地がよさそうです。
※ 1D(デニール) = 9000mの糸の重さ1g
ワンポールテントの入り口から雨が入りやすい欠点を克服し、広い前室までできてしまう画期的なテントだと思いました。
欠点はキャノピーポールが必要な事と、強風時はフルクローズする必要があるのかなと思いました。前室部分をペグダウンしてフルクローズした場合、前室部分が全体の約1/3になるのでそこに道具を収納するような形になると思います。
価格は50,000円ほどで「ヤドカリ」状態にするには4本から6本のポールが必要なのでさらに10,000円が必要になると思われます。
・ビジョンピークス ワンポールテントTC
ビジョンピークスはスポーツ用品店「ヒマラヤ」のプライベートブランドになります。
最近では2ルームテントが人気で抽選販売になるなど、安くて品質がいいブランドです。
最初に紹介したテンマクデザインとほぼ同じようなスペックでこちらはメッシュのインナーテントが最初からついています。
フライシートに比べて、インナーテントは少し小さく大人3人用と記されていますが、テント自体は5人用なのでテント内に別のテントを置く位のスペースはあると思います。レビュー評価も高く価格も29,900円とTC素材なのにとてもリーズナブルに感じました。
最初に見たときは価格・スペックとも心惹かれるものがあったのですが、4人家族では少々狭いのかなと思い保留しました。ソロキャンやデュオキャンには申し分のない広さだと思いました。
・スームルームHAPI P4 インナーテント付き
こちらはスームルームのワンポールテントになります。
テンマクTCDXにそっくりですが、こっちのほうが少し大きくて価格も安いです。テントの性能も年々改良されて、入り口の反対側がオープンに変更されたり、ファスナーがYKKに改良されたりしてアマゾンでのレビューも多く高評価な印象です。
インナーテントも大きめで3人~4人はいけそうな印象です。大人2人子供2人なら問題なさそうに思えます。
TC素材なので夏は日影が濃く涼しく、冬はポリよりは暖かいのではないでしょうか。
アマゾンではインナーテント付き36,000円ほどで販売しています。TC素材、前室ありで、インナーテント、ポール2本付きでこの価格はとにかく安いと思いました。
ブランドに特にこだわりがないのであれば、機能的には絶対買いだと言い切れるテントだと思いました。
「ワンポールテント」まとめ
ワンポールテントは設営がしやすく、部品も少ないので他のテントに比べると価格が安く購入しやすいと思いました。またソロテントとしても使えるので、長く使えるような気がしました。
いまいちな点としてはファミリーで使うとなるとリビング部分がほぼないので、タープなどでリビングスペースが別途必要なのかなと思います。
価格は高いですが唯一「ヤドカリテント」はテントとタープが一体型みたいな感じなので、ワンポールテントだけど2ルームみたいな使い方がではないでしょうか。
この中では「スームルーム」のテントがちょっとした前室がありインナーテントが広くて価格も安かったので最後まで候補に残りました。
「2ルームテント」とは
クロスフレームでテントを立ち上げる「ドーム型テント」や、ビニールハウスの様な形の「トンネル型テント」があります。
「ドーム型テント」はソロからファミリーまで様々な大きさのテントがあり、テントだけで自立し、構造的に丈夫とされています。キャンプ場でも一番よく見かけるタイプのテントになります。
「トンネル型テント」は大型のものが多く、こちらはドーム型と違って自立することができないので、ペグを打って引っ張ることで自立します。
どちらもテントの中にインナーテントを吊り下げることで、リビングルームと寝室を同時に設営できます。
・メリット
リビングと寝室がありプライベートな空間を作りやすい
フルメッシュで過ごしやすい
側面が立ち上がっているので空間が広い
風を受け流す構造で安心感がある
・デメリット
設営に2人は必要
部品点数も多く大きくて重くなりがち
価格が高め
・コールマンタフスクリーン2ルームMDX
アメリカの老舗キャンプ用品メーカー「コールマン」2ルームテントになります
全長560×幅340×高さ215 の大型の2ルームテントになります。手前に大きなリビングルームを備え、奥のインナーテントでは大人4人が泊まれるほどのスペースがありあます。
アルミフレームで頑丈、リビングはフルメッシュ、フルクローズが可能、スカートも付いています。しかし寝室部分は換気の為かスカートはついていません。
リビング天井も高く、テーブルに椅子4つ並べても余裕の広さがあります。
ネットでの価格は約52,000円ほどですが、近所のドンキで45,000円で売っていたこともあります。
スポーツ量販店で実物を何度か見たことがありますが、とにかく大きくて格好いいのだけれど初心者の私が立てられるかどうか不安なのと、設営・撤収が面倒になりそうで私は断念しました。
しかし最終的に行き着くテントはこのようなテントなんだろうと思いました。
・アルペン イグニオ2ルーム型ドームテント
アルペンのプライベートブランド「イグニオ」の2ルーム型ドームテントになります。
全長660×幅330×高さ200の大型の2ルームテントで4人家族が寝ることができるインナーテントも、もちろん付いています。
全周スカート、フルメッシュ、フルクローズ、ポールはアルミ製、耐水圧2000mmとスペック的には申し分なしです。欲を言えば天井にフライシートがあると完璧だと思いました。
半分以上がリビングルームとして使えるので荷物置き場も困りませんし、急な天候変化にも慌てず対応できると思います。
この大きさの「トンネル型テント」で価格は55,000円ほどで、さすがプライベート商品だけあってスペックも良く低価格を実現させています。ちなみに生産国はベトナムです。
オンラインショップでは入荷待ちになっていますが、「アルペン」の実店舗で何度か見かけたことがあります。
「2ルームテント」まとめ
キャンプ場でも一番よく見かける形のテントだけあって、初心者から上級者まで幅広く支持されているのだと思います。
フレームなどの部品点数は多いですが、そのおかげでフレームとテントが一体化していて、風などの影響(バタバタしにくい)を受けにくく安心して過ごせるのだと思います。
やはり価格は高めで、有名ブランドで予算50,000円以下だとちょっと厳しいのかなと思いました。
本当はコールマンのトンネルテントがカッコいいと思ったのですが価格が7・8万するので、今回は諦めました。
「ツインポールテント」とは
ワンポール並みの簡単設営で、2ルームテント並みの空間を実現した奇跡のテントそれが「ツインポール」テントです。
文字通り2本のポールでテントを支えるテントになります。単純にワンポールテントを2つ立てて幕をかぶせたようなテントになります。
設営方法はワンポールとほぼ同じで、テントをペグダウンして1本ずつポールを立てれば終了です。ワンポールよりも幕が大きいので、設営時にポールが倒れやすかったり立てにくかったりするそうです。
・メリット
設営・撤収が簡単
ワンポールより広い
比較的安価
中心部が高い
・デメリット
風の影響を受けやすい
出入口から雨が入りやすい
壁が寝ているので思ったより広くない
ペグダウン箇所が多い
・ハイランダー グランピアン
詳しくはわかりませんが、アウトドア通販サイトの「ナチュラム」が運営するアウトドアブランドではないかと思います。
※グランピアン2が発売されました。
A型フレーム(二股フレーム)を採用した大型のシェルターになります。全長650×330×250の大きさで価格はポリエステルが39,800円、ポリコットンだと59,800円になります。別売りのインナーテントが約10,000円で購入できます。※セールで安売りされている時があります。
このサイズでこの価格!とにかくコスパがいいと思います。テント内のポールもAフレーム(二股)を採用することでテント内に邪魔なポールがありません。
前面とサイドをメッシュにすることも可能ですし、全周にスカートも付いています。
これだけ大きいと中に小さなテントやコットを設置することも可能ですし、別売りのインナーテントを設置しても余裕の広さがあります。
・キャプテンスタッグ キャンプベースUV
みんな大好き「鹿番長」のテントになります。私は価格の安さに惹かれてこちらのテントを購入しました。
「キャプテンスタッグ」は1976年創業の老舗アウトドアブランドになります。価格が安くホームセンター等手軽に購入出来ることから初心者向けに思われますが、一周回って玄人臭のするブランドだと私は思っています。
先ほどの「グランピアン」ほどではありませんが、こちらも結構なサイズになります。
あと最初からインナーテント、キャノピーポールも4本付属して定価は70,000円ですがネットで約30,000円と相変わらずキャプテンスタッグの定価って何なんだろうと思ってしまいます。
上の図だと5人寝ていますが、大人2人子供2人でちょうどいいような広さになります。
生地はポリエステルリップストップで210T(タフタ)で75D(デニール)相当らしいのですが、白っぽいからそう見えるのか、他のテントに比べて薄いような感じがします。
購入して5回ほどデイキャンプしましたが、とにかく設営、撤収がめちゃくちゃ楽です。
6か所ペグダウンして二股ポールと普通のポールで立ち上げるだけです。天井にポールを差し込むガイドもあるので位置も決まりやすくとにかく簡単です。付属のインナーテントは二股ポールにひっかけるタイプになります。
立ち上がった後からペグを打ち直したり、ガイロープを張ったり多少の調整は必要ですがそれにしても簡単だと思います。
幕が大きいので風の影響を受けやすくフルクローズでも使用しましたが、ロータイプのものであればテーブル、いす4つ並べて家族4人過ごせるリビングスペースはあります。テントの端は居住性がないので荷物置き場に利用できます。
欠点は生地が薄くメッシュにもならないので、真夏のキャンプは厳しいのかなと思っています。木陰でフルオープンしても風の影響が少ない場所なら何とかなるかなと思っています。
※後日、お泊りキャンプもしてみました。フルクローズした時に地面からの湿気でテント内がジメジメと少し蒸し暑くなるので、サイドがメッシュになる「グランピアン」の方が良かったかもしれません。
※何度かキャンプに行きましたが、基本的に雨の日はキャンプに行かないので雨の心配よりも風の心配をした方がいいと思いました。
「ツインポールテント」まとめ
安くて広くて設営が簡単といいことずくめの「ツインポールテント」ですが、風の影響を受けやすいテントだと思うので、付属ペグ以外の長めのペグでしっかりとペグダウンする必要があると思います。ガイロープ、スカートもちゃんとペグダウンしたほうがいいと思います。
調べてみると価格は高いですが「スノーピーク」や「オガワ」からも同じようなテントがあり、タープの延長のような設営の自由さを売りにしているように感じました。
まとめ
初めてのテントなのでものすごく悩みました。私はキャンプ未経験だったこともあり、比較的安価で簡単設営で広い「ツインポールテント」を購入しました。フルクローズしてもある程度リビングが確保できるので気に入っています。
ただ私が購入したテントだと生地が75D相当と薄く白いので日影は期待できません。真夏のキャンプは正直厳しいのかなと思っています。
値段は高くなりますがポリコットン生地の「ワンポールテント」に「タープ」の組み合わせもいいと思いました。
ポリコットン生地はテントが立派に見えますし、日影も濃くて夏でも使えそうです。またワンポールテントは簡単に設営出来ますし、ソロキャンプでも使える大きさなので長く使えるような気がしました。
私が次に買うとしたら風の影響が少ない「ツールームテント」がいいのかなぁと思っています。設営・撤収は少し大変そうですが、それもキャンプの醍醐味なのではと考えるようになりました。
今はお泊りキャンプに向けてキャンプギアを少しづつ買いそろえているところなので、当分はこのテントでキャンプを楽しみたいと思います。
※当ブログに書かれていることは本人の記憶を元に書かれている為、正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
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